4月の出来事

4月はイベントに出店したこともあり、あっという間に一ヶ月が経ってしまった。
振り返れば、密度の濃い1ヶ月だった。
インスタにも少し書いたことだが、今年初出店させていただいた「春ららら市」は、はじめての大きなイベントということでとても不安だったけれど、スタッフはじめ、周りのみんなの力強いことを身に染みて感じた2日間だった。
一人でお店を始めた時には感じられなかった幸福感を味わい、しばらく抜け殻のようになってしまいそうだったけれど、イベントが終わった後も、イベントでお世話になった出店者の方々がお店に来てくれ「イベントお疲れ様!」と言っていただいたり、お客さんからも「あれ、美味しかったよ!」と声をかけていただいたりが未だに続いており、まだまだ幸福度は上昇している。
もちろん、準備から当日のことの中で改善点もあり、また次回チャンスがあれば生かしたいな思っている。

そんな感じで4月前半は慌ただしくすぎた。
そして4月後半は、来る大型連休を前に、自分にとって大きな出来事があった。
東京での修行時代から自分のお店をオープンして約3年半、共に働いてくれたジェラートマシンを手放し、新しい機械にした。
余談だが、大好きな「探偵ナイトスクープ」という番組で、愛車を廃車にするお手伝いをしている回を見たことがあったが、まさにその時の依頼者と同じ気持ちだなと思った。
東京で使われていた期間を合わせると、かなり長い時間働いているにも関わらず、故障もせずに最後まで元気に動いてくれていた。
所々に見える傷や破損も、これまでの戦いの証のように見えてきて、なんだか泣けてきた。
あまり人には伝わりづらい気持ちではあるのでこれ以上は書かないが、とにかくとてもお世話になってジェラートマシンを最後まで大切に使い、感謝の気持ちを込めて引き渡しをした。
新しい機械との相性はどうかわからないけれど、また大切に使っていきたいし、これまでよりも良いものができるのではないかと期待もしている。
今月は、自分の中では次のステップに上がるための時間だったなと思う。
スローテンポかもしれないけれど、着実にできることを増やしていきたいなと思う4月だった。

長い間お世話になりました。ありがとう。