遅くなりましたが2024年も宜しくお願い致します。

年明け早々の地震により、心身ともに休まらない状況が続いてしまい、今の想いを的確に書き記すことができませんでした。

日々更新されていく情報に一喜一憂しながらも、お店に来てくださるお客さんやスタッフと話すことで、自分が保てる感じがしました。

自然の前では無力だと感じながらも、人の力はとても大きいと思えた年明けでした。

現状を考えると安易な言葉は出すべきではありませんが、地震当日に能登の各所にいたお客さんの顔を見れたこと、話を聞けたことで、少しずつ冷静さを取り戻している気がします。

 

 

みなさんと話す中で感じたことは、みんな心を痛めているけれど、自分自身が壊れてしまわないように努めていることです。

話題は地震のことが大半で、私自身もお客さんにそのことを聞いてしまいがちですが、少し暗い雰囲気になりそうな時は、お客さんの方からジェラートのことや次の新作フレーバーのことに話題を切り替えてくださることもありました。

 

結局、いつも支えてもらうばかりの私ですが、先日、友達の勧めで初めてラジオにメールを送ってみました。

とても尊敬するアーティストのラジオ番組で、パーソナリティとリスナーが直接電話で話し、曲をリクエストできるという企画でした。

オンエアの前日に思いの丈をメールで送信し、当日はドキドキしながらラジオを聴きました。

結果、電話はかかってきませんでしたが、メールを送ってからの2日間は心地よい期待感を持ちながら過ごすことができました。

年明けから悶々としていた気持ちが、この出来事のおかげで少し楽になりました。

「自分の機嫌は自分で取れ」

人に対して、たまに思っていたことですが、自分に対してもそうだなと改めて思いました。

 

 

 

まだまだ厳しい状況は続いていて、大きな希望を持つことは難しいかもしれません。

でも日常の中に小さな希望や期待は持っても良いと思っています。

もしも私が作るジェラートがそのお役に立てれば嬉しいなとも思います。

それが、今の私の小さな希望です。

 

 今年も宜しくお願い致します。